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横浜市長選結果を考える その2

1 時間前
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横須賀美術館(HPより)
横須賀美術館(HPより)

市長選で応援した山本理顕さんが当選しなかったというより泡沫レベルで終わったことは残念だが、もっと残念なのは、状況的に無理な立候補や低水準にとどまった活動を分析・反省するのではなく、「がんばったね」とか、「汚濁の横浜市政に一風の清風を起こした」とか「これが理想の市民選挙」みたいな見解がけっこう登場してきたことだ。ああまたか。。と思う。かつて、神奈川とくに横浜は新しい市民政治の牙城だった。飛鳥田市政、新自由クラブ、神奈川ネットワーク運動など日本の政治革新を進めた運動もこの地で花開いた。問題なのはそれに対抗して起こった保守勢力の反革新運動に、総力で叡智を絞って抵抗し敗れたのではなく、現実に敗北するたびに、敗北・衰退の科学的分析や対応でなく、「私たち、私たち」「がんばったのにね・・」「市民政治の理想を示しました」という仲間ぼめと自己満足で終始したことだ。結果が今の横浜政治だ。

長年選挙を体験してきて得た真実は「選挙は科学」だということだ。保守政治勢力、利権・プチ利権勢力、380万人都市の行政を担う巨大官僚組織が作り出す鉄壁の組織、そしてわざわざ花博前のこの時期に首長を辞任に追い込んでまで任期途中の選挙を作り上げた陣営を揺り動かし突き崩すには、それ相当の質量・加速度が必要だということだ。

山本氏の立候補は貴重なチャンスだった。4万票と言えば泡沫だが、それは380万市民が山本さんを拒否したのではなく、要は市民は何も知らなかった、逆に言えば380万市民に存在を伝えることができなかったということだ。もしその活動、実績そしてアイデアを観れば、おそらく当選は難しくても40万票ぐらいを獲得してもおかしくなかったと思う。横須賀美術館をおとづれた横浜市民はどれくらいいるだろうか?もしあの美術館を設計したのが、山本理顕氏だと知ったら、その人は間違いなく山本氏に一票を入れただろう。

たしかに事前準備が無かったのは致命傷だが、それでも公選ポスターは掲示板には公示日にまんべんなく貼られていた。ということは、ボランティアなのでなく、業者が貼ったということだ。それだけのことができるなら、どうしてもっと山本候補の存在を市民に伝える方法について考えることが無かったのだろうか?

公選チラシにも、山本氏の選挙活動を示す内容は何もない。どうして一般の人が立候補自体を知ることができたろうか?チラシにFBやXなどの情報があれば、情報はもっと連鎖的に拡散しただろう。ごく普通の泡沫候補でもやるようにチラシのコンテンツをコンビニ印刷するようにすれば、おそらく公営掲示板の何十倍も町中でそのチラシを目にすることができたに違いない。

私が山本候補の落選にこだわるのは、立候補者やその支援者には横浜市政に応分の責任があるということだ。自分たちが満足し納得するのではなく、自分たちの行動が次の誰かに引き継がれるように行動してほしい。

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